野生動物に学ぶ生き方と戦略:ユキヒョウ編

Life
文字数:8,887字 | 読了目安: 約12分 | 2022.10.18 | 2024.07.24

先日、映画「ベルベット・クイーン〜ユキヒョウを探して〜」を見てきました。フランスの写真家と作家がチベットを訪れ、ユキヒョウとの出会いを綴った詩的なドキュメンタリーです。

映画館で映画を見るのも久しぶりで、映像の美しさに引き込まれました。新宿の喧噪からチベットへ、パラレルワールドにトリップしたかのような瞑想的な体験です。

近年の演出過剰なテレビや動画とは対照的で、過剰な演出がない分、見る側の臨場感も高まります。視聴率至上主義のテレビ番組はもちろん、YouTube も再生数を稼ぐことが目的化してしまい、過剰な演出、意図的な炎上、執拗な広告が蔓延っています。同時にわたしたちの感性は知らず知らずのうちに蝕まれ、麻痺してしまっています。

言わば、海水で喉の渇きを潤おそうとしているようなもので、刺激が刺激を求める悪循環になっています。そんな世間の風潮とは真逆で、本編は現代社会が忘れてしまった引き算の美学を思い出させてくれます。

なにより、チベットの高地に暮らす生きものが美しい。標高4500m、最低気温-35°以下、乾燥、強風、砂埃の中、自らの本能を頼りに生きる。強く、凜々しく、厳かに・・・。

今回は、映画とともに、チベットに暮らす生きものたちとユキヒョウについて考えてみましょう。

引き算の美学

野生動物が現れるのを“待つ”

写真家によれば待つことは、祈りだと言います。

野生動物の生活を尊重し、影響を最小限にするため、ごく少数のメンバーで構成された撮影チームは静かにその時を待ちます。

厳しい撮影環境で、ひたすら待ち続けた彼らの前に現れたのは、年老いて傷ついたユキヒョウでした。

このユキヒョウの姿は、現在の人類の置かれた状況を象徴しているかのようです。無節操な開発で自然環境が破壊される中、ユキヒョウも絶滅が危惧されている生きものの一つです。

過酷な地で泰然と生きる野生動物を見ていると、「生命とは何か」「知性とは何か」を考えさせられます。厳しい自然環境に生息する野生動物たちは、自らの知恵と力で稀少な餌資源を必要最小限、獲得しながら生きています。

極限とも言える厳しい生息環境で逞しく生きる、ミニマルな生命のあり方は美しいものでした。

ミニマルな生き方

ユキヒョウを見ていると、本質的な問いが生まれてきます。人間が生きて行くために、必要最小限の資源は何か。

静かにユキヒョウを待つ作家が語ります。

過酷な環境に生きる野生動物は、環境に関する完全な知識を持ち、自由で、自立している。

一方、我々の生活は、不要な情報に振り回され、いつの間にかマーケティングに汚染され、商品やサービスに依存させられ、自由と自立は風前の灯火です。

現代社会は商品も情報も何でもすぐ手に入るようになり、人はいつも何かに急かされ、心静かに待つことなく、体験を味わうこともなく、次の刺激を探してしまっています。

必要以上にお金に依存する生き方をしていないか。お金でお金を生み出すような金融資本主義、拝金主義に洗脳されていないか。

刺激的、扇情的なテレビやメディアから離れる時間、距離をとり、考えることも必要です。

雑誌が薦める高級レストランになど行かなくとも、家庭菜園で採れたての野菜を食べることは、素晴らしい体験です。

海外旅行など行かずとも、少しの自然があれば読書しながらコーヒーでも飲んで、優雅な時を過ごせます。

テレビCMが誘う娯楽施設に高い入場料を払っていかずとも、少し足を延ばせば美しい自然と生きものに出会えます。

日常には、玄米と味噌汁、漬け物があれば十分です。

たまに断食をすると、心身ともにリセットされます。情報的な遮断、いわゆるデジタルデトックスのような機会も、心身の健康を保つ上でも重要です。

もちろん、人生の目的がディズニーランドを楽しむことや、グルメ番組を見て食べ歩きの食い道楽なら、それも人生です。

しかし、広告やメディアに踊らされて、知らず知らずのうちに、不要な消費をしていないか。より多く消費するために、より働かなければならないという本末転倒な状態になっていないか。日々の行動が、社会全体をより良い方向に向かわせる原動力になっているか。

チベットの奥深く、物質的には豊かとは言えない環境で素朴に暮らす遊牧民の笑顔、アンテロープ、ヤク、マヌルネコ、ナキウサギ、ユキヒョウ、逞しく生きる生命を見ていると、考えるべきことが次々と出てきます。

足るを知る

人間社会は、物資と情報、商品と娯楽で溢れかえっています。物質的豊かさと反比例するように心の豊かさは失われ、社会は見苦しくなっていきます。

飽食の時代、食は過剰にエンタテインメント化し、商業化されました。テレビをつければグルメ情報、さらには激安・メガ盛り・大食いのような番組で、タレントがバカ騒ぎしています。SNSでのインスタ映えを狙ったメニューも増え、どんどん食の本質から遠ざかっていきます。

そこには、食材となる命や自然に対する感謝や敬意も、環境に対する理解も配慮も感じられません。誰も彼もが評論家状態で、まずいのうまいの、映えるの言っている社会は、何か大切なものが失われている気がします。

ぼく自身、北陸まで越前蟹を食べに行くような食い道楽をしていた時期もあるし、うまいもの、食べもの情報にはアンテナを張っている方であり、道徳くさいことを言える道理もないのですが・・・。

自然や農、伝統的な食文化とともに語られる食の話や、旅先での情景や地域の人との交流とともに食について語る開高健のエッセイなども好きですし、グルメ自体をディスる気もないのですが、近年のメディアでの食の扱われ方には違和感を拭いきれません。

節度や敬意があってこその食い道楽です。少し立ち止まって考えることも必要に思います。毎日のように鮨だ焼肉だ、スィーツだ、激安・メガ盛り・大食いだ、と言っていれば欲望には際限がありません。健康にとっても環境にとっても、決して良い結果は生まれないでしょう。

今日の食が明日を作る

メディアがグルメ情報に浮かれている一方で、気候変動やウクライナ紛争を始めとする国際情勢から、食料危機の到来が懸念されています。人工培養肉などのフードテックビジネスを推進したい国際金融資本勢力がメディアを使って煽っている側面もあるので注意が必要です。

日本の食糧自給率はカロリーベースで40%を切っており、肥料や種子まで含めれば総合的な外国依存度はさらに高くなります。国際情勢の不安定化、円安、肥料や資材の高騰、農家の高齢化という悪条件が重なり、日本の農業は存続が危ぶまれるほどの状況です。

日本にとって、農業を始めとする一次産業のあり方を早急に考えなければならないことは確かでしょう。農の課題についてはまた別の機会に取り上げたいと思います。

消費者がとにかくおいしいもの、キレイなもの、安いものを求めているうちに、日本の食を支える農村では主食となる米の生産体制さえ危うくなっています。

毎日の消費行動は、日本の農山村の自然環境や文化とつながっていることはもちろん、食の安全保障、健全な国土管理、明日の社会、自身の健康まで全てつながっています。

自由と自立、統合された知識

ユキヒョウは、厳しい生息環境において、どこに行けば獲物がいるか。どのように狩りをするか。生きていくために必要となる統合的な知識と知恵を持っているからこそ、自立して自由に生きていくことが出来ています。

ファストフードやコンビニで食事にありつける人間は、果たして自立していると言えるのか。食材がどこから来たのかも知らず、金を払えば何でも食べられる都市生活者は、生活基盤を支える環境への統合された知識も、自立と自由の意味も忘れてしまっているのかもしれません。

自然を軽視した乱開発、行きすぎた資本主義と商業主義、お金と権威に汚染されて腐敗した科学、合理主義の暴走は、人間自身の生命力と尊厳も脅かしています。

“プラン”デミック以降、ジョージオーウェルの「1984」や「動物農場」があらためて注目されています。

管理型教育と皮相的な娯楽を与えられているうちに、大衆は権力者に洗脳されています。メディアを妄信するばかりで、自分の頭で考える知性を失ってしまいました。

そして、人間を社会にとっての“機能”としてとらえる支配者たちは、全体主義と優生思想に侵されています。

Appleが1984のCMで象徴的に打ち壊そうとしたはずの全体主義、管理主義、言論統制がいまやGAFAを通じて強化されようとしています。

孤高の自由と自立を象徴する存在としてユキヒョウを見ていると、人間は自分の頭で考えて行動することが出来ているのか。真の自由と自立を忘れてしまっているのではないか。

いろいろな想いがかけ巡ります。

生きものが象徴するもの

Snow Leopard と言えば

話ががらっと変わりますが、MacのOSは長らくネコ科の動物の名前が冠されていました。2001年の開発コード Cheetah に始まり、2012年のmac OS 10.8 Mountain Lionまで、以下のように進化してきました。

名称バージョンリリース
CheetahMac OS X v10.02001年1月
PumaMac OS X v10.12001年9月
JaguarMac OS X v10.22002年8月
PantherMac OS X v10.32003年10月
TigerMac OS X v10.42005年4月
LeopardMac OS X v10.52007年10月
Snow LeopardMac OS X v10.62009年8月
LionMac OS X v10.72011年7月
Mountain LionMac OS X v10.82012年7月
Mac OS X の歴代バージョン

中でも、Snow Leopardは傑作でした。OSのバージョンアップで良くある現象が、いろいろと機能を増やし過ぎて、重くなって不安定になって、不評とともに使われなくなる、というものです。

そして、次のバージョンは安定性が求められ、軽くなり、長く使われるバージョンになる、ということが繰り返されます。

Mac OS X 10.6 Snow Leopard も安定性を追求したバージョンで、長らくお世話になりました。

まさに、ユキヒョウのような軽快なミニマリズムを体現しており、起動、スリープからの復帰も劇的に速くなって感動したことを覚えています。

当時、消費メモリも少なく、軽快に動作することから、OSのコア部分がモバイルOSとしても使えるようになる可能性を実感しました。元々、UNIXに起源を持つMac OS Xがスマートフォン用OSとなる、iOSのベースとして確立されたのがスノーレパードだったように思います。

まさにミニマルに生きる孤高のユキヒョウに象徴されるOSでした。

Lion と言えば

一方、同じネコ科でも群れを作るライオンは事情が変わってきます。

ライオンは百獣の王と呼ばれるように、命あふれる豊かなアフリカの大地に暮らし、群れで暮らす社会性の動物です。プライドと呼ばれるライオンの群れには歴然とした序列、順位が存在します。結果としてライオンには、競争の歪みが影を落としているように見えてしまいます。

実際、オス同士の激しい喧嘩の結果、顔に傷を持つ個体もいたりして、なんというか、力を誇示せざるを得ない悲哀を含んだ、凄みを感じる表情です。こんな言い方をすると百獣の王に失礼かもしれませんが、どこか、ヤクザっぽいところがあるんですよね。

ライオンのオスは自分で狩りはせず、ハーレムを構成するメスが獲物を捕獲します。そこへ、ゆっくり威厳を誇示しながらやってきて、真っ先に獲物にありつくわけです。

自分が食べている間は、メスや子どもも寄せ付けず、威嚇さえします。人間だったら、すっげー嫌な親父ですね。まぁ、彼らには彼らの生態と生存原理があるわけで、人間の感性でどうこう言える問題でもありません。

しかし、力で統治していたものは、力によって地位を奪われる運命にあります。年老いたオスライオンは若いオスとの決闘に破れると、群れを去らなければならない運命が待っています。ライオンの顔には、そんな王者の悲哀が刻まれているような気がします。

一方のユキヒョウには、孤高に生きる誇りと品格、知性のようなものを感じます。

実際、ユキヒョウの狩りは力まかせというよりは、獲物の行動を予測して待ち伏せしたり、複雑な断崖絶壁のような地形で追い込む方向を考えておくなど、まだ目に見えていない獲物を想定した、高度な時空間認識と知的戦略が必要と思われるものです。

組織論、管理手法、戦略論として人間社会に当てはめれば、やるべきことが目に見えて明快だった昭和のビジネス環境は、力を誇示するライオン♂型がうまくいった時代だったと言えます。

しかし、力でねじ伏せるようなやり方は、パワハラとさえ呼ばれる時代になり、力まかせの手法の弊害も大きい時代になりました。

ライオンの生息するサバンナでは、そこいら中に獲物となる動物が生息していて、ターゲットが目に見えています。知的戦略よりは、ライオンの力技やチータのスピードがモノを言う世界です。一方のユキヒョウは一見、不毛に見える生息環境で、どこに獲物がいるか探し、知的に行動を予測して狩りを行います。

現代のビジネス環境では、複雑な市場環境でビジネスチャンスがどこにあるか、慎重に成果を探求する、ユキヒョウのスタイルに学ぶべきものがありそうです。

ネコ科の動物たち

家ネコと野生ネコ

さて、再び話は変わりますが、猛獣と呼ばれるライオンもユキヒョウも、食肉目ネコ科の仲間です。実際、グルーミングしていたり、寛いでじゃれあっている様子を見ると、「あ、君らネコだったのね」と思う場面に遭遇します。個人的には、ユキヒョウの前足のまるっとした感じが可愛くて、萌えポイントです。

逆に、家ネコが集中しているときの動きや眼力には、野生を感じることもありますね。

ネコ科の魅力はいろいろありますが、ぼくが好きなのは、何と言ってもあの柔軟性、しなやかさです。ヨガをやる人間としては、あの柔らかさは憧れであり、見ていて飽きることがありません。ジャンプするときのバネのような強さも魅力的です。

描かれる動物画の魅力

今年9月、久しぶりにわたしが敬愛する動物画家薮内正幸さんの新刊が発行されました。「世界一の動物画家が描いた家ネコと野生ネコの図鑑」です。ざんねんな生きものシリーズで有名な今泉忠明さんの監修で、薮内さんのイラストによるものです。

家ネコと野生ネコの図鑑 | 薮内正幸美術館 ミュージアムショップ

今泉忠明さんのお父様は著名な動物学者の今泉吉典さん。1958年、出版を企画されていた動物図鑑の要となる挿絵を描く画家として、当時まだ高校生だった薮内正幸さんの才能を見いだして抜擢された方です。

薮内正幸さんは高校を卒業してすぐに福音館書店に就職すると、今泉吉典さんの指導のもと、上野の科学博物館の資料室に通って、最初の数年は動物や骨格標本のデッサンを徹底的に描いていたそうです。

動物学者の今泉吉典さんと出版社である福音館書店は、世界一詳しい哺乳類図鑑を作るというビジョンを掲げて、動物画家を育てるところから始めたわけですから、いま考えても壮大なもの凄い取り組みです。

当時の徹底的なデッサンの修行による賜なのか、生来の才能なのか。ひたすら動物を愛した情熱なのか。秘訣は定かではありませんが、薮内さんの描く動物は、自然で活き活きとしています。

特にネコ科の動物は、そのしなやかな動きが最大の特徴と魅力です。本書でも薮内正幸さんが、大胆な構図でしなやかなネコ科の動物の魅力を最大限に表現して魅せてくれています。

「世界一の動物画家が描いた家ネコと野生ネコの図鑑」は、薮内正幸美術館のミュージアムショップで購入出来ます。ネコ好きな方にお勧めしたい書です。

薮内正幸美術館ミュージアムショップ | 世界一の動物画家が描いた家ネコと野生ネコの図鑑
薮内正幸美術館は山梨県北杜市にある日本で唯一の動物画専門の美術館です。動物画家・薮内正幸の書籍やイラストグッズなどを販売しています。

もう一つ、紹介したい書が「ヤブさん」と「拝啓、薮内正幸様」です。

動物が大好きだった薮内正幸さんは、中学生の頃には動物学者の方に手紙を送り、質問しまくっていたとか。現在、薮内正幸美術館で館長をされているご長男の藪内竜太さんの講演で、中学生の質問攻撃にも真摯に返事を書かれていた動物学者さんとの交流など、当時の様子をユーモアたっぷりにお話されています。

そんなエピソードにもちなんで、2000年になくなられた薮内正幸さんに、生前に交流のあった方々が手紙を書くという企画が「拝啓、薮内正幸様」です。薮内正幸さんは気さくなお人柄で、ヤブさんと呼ばれて親しまれていました。

高校生のとき、年賀状に添えたさり気ない挿し絵が今泉吉典さんの目にとまったことが、動物画家になる道を切り開いたのでした。ヤブさんの生涯には現代人が忘れてしまった大切なこと、学ぶべきことがたくさんあるはずです。

薮内正幸美術館ミュージアムショップ「ヤブさん」

薮内正幸美術館ミュージアムショップ | ヤブさん-動物画に生きた六十年
薮内正幸美術館は山梨県北杜市にある日本で唯一の動物画専門の美術館です。動物画家・薮内正幸の書籍やイラストグッズなどを販売しています。

薮内正幸美術館ミュージアムショップ「拝啓、薮内正幸様」

薮内正幸美術館ミュージアムショップ | 拝啓、薮内正幸様
薮内正幸美術館は山梨県北杜市にある日本で唯一の動物画専門の美術館です。動物画家・薮内正幸の書籍やイラストグッズなどを販売しています。

生きものとアート

過酷な生息環境を生き抜く知性、自由と自立、孤高の誇りの象徴がユキヒョウです。

人間は古来、いきものが持つ能力や性質に憧れ、自らの力にしてきました。ネイティブ・アメリカン、アボリジニなど、伝統民族の持つ神話や伝承には、トーテム(守護動物)の存在があります。フランスの哲学者、民俗学者であるレヴィ・ストロースが語るように、トーテムは今日で言うところの科学、経験的分類や実用上の要素と、信仰や呪術的な要素の融合したものです。

エジプト神話にもトキの頭を持つトート神、犬のアヌビス神、ハヤブサのホルス神など、動物を象徴とした神々が存在します。ヨーロッパの貴族や王家は紋章にライオンや鷲を印していることも多く、権力の象徴として位置付けられています。

現代でも、自動車ではJaguar、Peugeotのライオンエンブレム、スポーツ用品のPumaなど、力や権威、スピードの象徴として、ネコ科の動物がブランドにも採用されています。

いきもののイメージは、意匠、象徴、アート、信仰として愛されてきました。わたしも、好きなハヤブサやフクロウのグッズを愛用しています。

チベットへのバーチャルトリップ、ユキヒョウとの出会いから、メディア、食文化、生き方、戦略論、アートへと縦横無尽、半ば支離滅裂に情報空間を旅してまいりました。

読者のみなさんにとって、何か参考になることがあれば幸いです。

関連情報

ベルベットクイーン〜ユキヒョウを探して〜

今回、紹介した映画です。東京では公開が終わってしまっていますが、地方ではまだ見られるところがあるようです。本編でも紹介しましたが、ミニマルな演出で淡々と綴られるドキュメンタリーは、うっかりすれば寝てしまいそうな、脳波で言えばα波からθ波ぐらいでしょうか、瞑想的なパラレルワールドへの旅を楽しめます。

淡々と渡り鳥の様子を綴った「渡り鳥」や昆虫の生態をクローズアップした「ミクロコスモス」も魅力的な映画でした。フランスの自然系ドキュメンタリー映画には独特の魅力があります。

ユキヒョウのいる動物園

日本の動物園でも、ユキヒョウに出会うことが出来ます。

旭川市旭山動物園:https://www.city.asahikawa.hokkaido.jp/asahiyamazoo/

札幌市円山動物園: https://www.city.sapporo.jp/zoo/index.html

秋田市大森山動物園:https://www.city.akita.lg.jp/zoo/index.html

多摩動物公園:https://www.tokyo-zoo.net/zoo/tama/

浜松市動物園:https://www.hamazoo.net/

いしかわ動物園:https://www.ishikawazoo.jp

東山動物園:https://www.higashiyama.city.nagoya.jp

アドベンチャーワールド:https://www.aws-s.com

神戸市立王子動物園: http://www.kobe-ojizoo.jp

熊本市動植物園:https://www.ezooko.jp