情報が生死を分ける時代のリテラシー

Life
文字数:16,879字 | 読了目安: 約22分 | 公開日:2022.06.25 | 更新日:2024.02.17

情報をどこから得るか。情報をどのように解釈し、判断して行動するか。

ビジネスの盛衰はもちろん、一市民としての生活さえ、情報収集と判断能力によって大きく明暗がわかれる時代になりました。

現代人は膨大な情報に翻弄され、即物的、短絡的な情報に振り回されています。本質的な情報を収集し、統合して判断する智恵を持たないと、普通に生活することすら難しい社会になってしまいました。

特にここ数年のコロナウィルスとワクチンの問題では、感度を高めて情報を収集し、本質的な価値基準に照らして判断しないと、思わぬリスクにさらされることになります。

今回は、コロナウィルスとワクチンの問題から、情報の扱い方、メディアリテラシー について考えてみましょう。

情報の信頼性を担保する

繰り返される厚生労働省の誤ち

世間では四回目のワクチン接種が始まるとか・・・。依然としてワクチンを進んで接種する人が多いことに驚かされます。テレビと新聞などの大手メディアしか見ない人は、いまだに大手メディアと政府を妄信しているようです。

5月11日、コロナの感染者に対する調査において、厚生労働省の杜撰なデータ管理が明かになりました。接種日不明の接種者を未接種に分類することで、ワクチン接種が有効であるかのようにデータを操作していたのです。

正しく集計が行われた4月11日以降のデータでは、ワクチン接種の有無による感染率、重症化率に大きな差はなく、逆に年代によってはワクチンを接種した人の方が感染しやくなっていることになります。

【2022年9月1日追記】この件も人によって解釈が異なる場合がありますが、接種日不明はいつ打ったかが不明なだけですから、接種者としてカウントするべきです。しかし、除外して説明されているケースが多いようです。接種日不明を接種者に含めて集計すれば、発症率も重症化率も接種者の方が高くなっています。接種者は時間の経過とともにワクチンの効果が薄れていき、数ヶ月後には未接種者より発症も重症化もしやすくなっているように見えます。

結果として、3ヶ月おきに打つ話になっているようですから、接種者は一生打ち続けることになるのでしょうか。

結局、数十兆円かけて推進したワクチン施策は発症も重症化も、接種後2週間〜3か月程度という短い期間に、ごく僅かな抑止効果しかなかったわけです。

オミクロン以降、海外のデータではワクチンの有効性が弱まっていることは明らかでした。しかし、日本ではワクチンの有効性が依然として高いままとされていることに疑問を抱いた名古屋大学小島勢二名誉教授の指摘により、厚生労働省の不適切なデータ操作が発覚しました。

印象操作は、若年層の心筋炎の発症に関するデータでも行われていました。ワクチンの副反応が疑われる若年層の心筋炎について、ワクチンのリスクがわからないように補正していたのです。

若年層にワクチン接種を推奨するチラシを作成し、コロナ感染による心筋炎をワクチンで防止出来るかのような印象を与えるグラフを提示しておきながら、実際は真逆だったのですから、かなり深刻です。

新しいこと、創造的なことが苦手なのはお役所の性質として仕方ないとしても、決められたこと、記録すること、情報を正しく集計することなど、官僚の基本的な役割においてこのありさまでは、行政の仕事に大きな疑問符を付けて見なくてはいけなくなりました。

情報発信者の意図を想像する

厚生労働省はなぜ、こんな恣意的な印象操作をしてまで、ワクチン接種を推進しているのでしょうか。あれだけ、専門家と称する学者たちが居並んで、専門家会議は何をチェックして何を議論していたのでしょうか。

ワクチンが、僅かな短い期間にごく僅かな抑止効果しか期待出来ず、デメリットの方が大きくなることは、心ある医師や学者が当初から指摘し続けていたことです。

そうした懸念を無視して、強烈にワクチンを推奨した政府、厚生労働省、地方自治体、医師、学者、専門家は、何を考えていたのでしょうか。著しく知性が不足しているか、利権のためとしか考えられません。

生物兵器研究との関連も疑われ、未知のウィルスと言われていた2020年前半はともかく、2021年に入る頃にはウィルスの特性も判明してきて、デルタ、オミクロンと変異するごとに弱毒化の傾向もわかってきました。

コロナウィルス自体は弱毒化する傾向の中、ワクチンの有効性にも疑問符が付き、副反応などのデメリットも明らかになってきた3回目以降、いまだにワクチンを推奨している関係者は、一体何を考えているのでしょう。

当初より、わたしは今回のコロナとワクチン騒ぎには不可解なものを感じて、情報を収集してきました。少し調べるだけでも、信頼出来る医師や学者の方がウィルスの弱毒化を予見し、ワクチンの弊害についても懸念を示していました。

調べれば調べるほど、政府とビッグファーマ(製薬・医療分野の国際的大企業)に不信感が募っていきます。その一方で、政府はワクチンを打てばすべて解決するかのように喧伝し、広告やテレビCMまで展開して、ワクチン接種を半ば強要するかのように一大キャンペーンを行いました。

地方交付金にインセンティブまでつけて、地方自治体の首長も積極接種の推進に加担させ、企業には職域接種を通じて同調圧力がかけられました。

情報の整合性はとれているか

しかし、鳴り物入りで打ち始めたワクチンの効果は極めて限定的で、ブレイクスルー感染だ、ブースターショットが必要だと、ずるずるとおかしな方向にすすんでいきます。

3回目、4回目と先行してワクチン接種が進んだイギリスやイスラエルなどのデータを見ても、接種後の一定期間、高齢者の重傷化を僅かにおさえているものの、ワクチン接種率が高い国ほど、感染自体は増えているように見えます。

【2022年9月1日追記】高齢者にとって一時的な抑止効果はあったようですが、3か月程度で効果も薄れてきて、ウィルスの変異毎に効果は薄れています。ワクチンで集団免疫を獲得出来るなど、妄想を垂れ流していた専門家やワクチン担当大臣は、どう説明するのでしょうか。

こうした現状について、ワクチン推進派の人たちからは反省の声も冷静な分析も聞こえてきません。

ワクチンを何度も打てば ADE (抗体依存性感染増強)が起こることは、コロナ騒動初期の頃から懸念されていたことです。ADE(antibody-dependent enhancement)は、抗体に結合したウイルスが、抗体を利用して免疫細胞に感染することで、感染を増強してしまう現象のことで、mRNAワクチンが長年に渡り認可されてこなかった原因の一つと言われています。

今回のコロナウィルスのパンデミックは、欧米人にとっては重症化率、死亡率も高く、抑止効果というメリットと、副反応や長期的リスクというデメリットのバランスを考慮した上で、緊急使用が許可されたものです。

しかし、日本では海外と比較して重傷者も死亡者も圧倒的に少なかったというのに、なぜ、日本政府は異様はほど必死になってワクチンを推進しているのでしょうか。

ずっと、疑問に思っていましたが、ここに来て、今回の不正なデータ操作の発覚です。本来、この一件をもっても新聞の一面で取り扱うべき、大問題です。しかし、大手メディアは無視し続け、政府や地方自治体はあいかわらず、ワクチンを打て打ての大合唱です。

もはや、明らかにリスクがベネフィットを上回っている状況にも関わらず、政府とメディアを信じる人たちは、ワクチンへの信仰心を失っていないようです。

まともな報道機関はどこにあるのか

ワクチン問題でまともな報道をしているのは、名古屋 CBC テレビ など、一部の地方局や週刊誌だけです。CBCテレビは、ワクチンの副反応や後遺症について、真っ当な報道をしている数少ないメディアの一つです。

CBC テレビ 大石アナウンサーの報道

メディアのオーナーとスポンサー

大手メディア は、ビッグファーマ(製薬や医療系の大手企業)のオーナーでもある国際金融資本によってコントロールされていて真実を報道できません。WHOを始めとする国際機関、米国の監督機関であるCDC/FDA/NIH、学術機関、学会まで、すべて国際金融資本の莫大な資金によって誘導されています。

ビジネス、目先の利益が優先され、安全性は二の次になっています。毎度、同じ構図の繰り返しで、薬害問題が起きているわけです。何度、同じことを繰り返すのでしょうか。

ヒロポン、サリドマイド、スモン、血液製剤エイズなど、度重なる薬害問題が引き起こされてきた歴史をみな忘れているのでしょうか。

厚生労働省 誓いの碑

誓いの碑|厚生労働省
誓いの碑について紹介しています。
厚生労働省 に設置されている「誓いの碑」。厚労省のサイトよりhttps://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iyakuhin/chikainohi/images/photo_02.jpg

こう何度も同じ構図で問題が起きているのに、大手製薬会社、政府、厚生労働省、大手メディアを無条件に信頼している人の多いことが、不思議でなりません。

当初から、今回のコロナとワクチン騒ぎに疑問はたくさんあるのですが、武漢型を前提に作られたワクチンを、デルタ〜オミクロンと変異し続け、スパイク蛋白の構造も、感染力も毒性も異なる状況になっても打ち続けていることも意味不明です。

当初は、医療資源の逼迫を防止するために、ワクチンによって感染ピークを遅らせることが目的と言われていました。しかし、オミクロン以降、重症化率も下がって病床に余裕が出来て以降もなぜか、ワクチン打て打て合唱団だけは残ってしまいます。

しかも、オミクロン以降もワクチンを推奨している人の論拠を調べてみると、デルタ以前とオミクロン以降において、スパイク蛋白の構造に共通の部分があるので、中和抗体を増やすことで対応出来るという理屈のようです。メディアでは、ファイザーとモデルナの混合接種で、中和抗体が数十倍になるといって、良いことのように書いている記事も見かけました。

これは危ない考え方です。要するに、「薬が効かなくなってきたから、さらに強い薬を投与する。投薬量を増やす。」と言っているに等しいわけで、無限ループの入口です。あまりに一つの問題に特化した対症療法で、甚だしい視野狭窄です。

本質、根源、俯瞰、統合を考える

そもそも、ワクチンの意義はどこに

今回のワクチンの効果は当初から、接種の二週間後をピークに漸減的に弱まり、発症および重症予防効果の持続期間は6か月程度と言われていました。

コロナウィルスが頻繁に変異することを考えれば、有効期間はさらに短く、無限ループになることは容易に予想出来たことです。

そして、それがビッグファーマの目的でもあります。全世界でワクチンを定期的に打たせることができれば、莫大な利益を得ることが出来ます。世界中が経済的に苦しんでいる一方で、ビルゲイツら大富豪は数兆円の大儲けをしているのです。

根本原因に目を背けたその場しのぎの対策

ワクチンの多重接種に話を戻します。要するに、対症療法は次から次へと新たな問題を引き起こします。

コロナのスパイク蛋白に対応した抗体ばかり増やして、免疫系の資源を浪費すれば、他の感染症に対する抵抗力 が弱まる懸念はないのでしょうか。

世界規模で特定のウィルスに過剰な適応をすれば、変異を促進してしまう可能性があります。また、自然界に存在するウィルスの脅威は、コロナ型のウィルスだけではありません。

そして従来から、抗生物質が効かなくなってしまった多剤耐性菌、農薬に耐性の出来てしまった病害虫が存在することが知られています。ワクチンや新薬と称する化学物質がそんな簡単に人間の思い通りに機能するはずがないのです。

しかも、一時的、限定的に利用するならともかく、今回のようにあまねく全世界に適用しようとすれば必ず、生態系、生物の複雑系からしっぺ返しをくらうでしょう。

試験勉強ばかりで育った偏差値エリート、頭でっかちの学者や官僚は、頭が悪いのか傲慢なのかわかりませんが、現実の現象を想像する力が全く欠如しているようです。

毛沢東時代の中国で、農業被害の害鳥としてスズメを徹底的に駆除した結果、スズメが食べていた害虫が大繁殖して、農作物を徹底的に食い荒らされ、大飢饉の原因となったことは有名な話です。浅はかな人間の思惑で、自然を制御しようとして失敗する例は枚挙に暇がありません。

複雑で多層的な免疫

自然科学でも社会科学でも多くの問題に共通することですが、短期的・局所的な最適化を目指して干渉すれば、長期的・全体的には新たな問題を引き起こす可能性があります。特定のウィルスに対するワクチン、誘導される抗体に過度に依存すれば、一次免疫の弱体化、自然免疫の混乱が起きる懸念があります。

免疫系とワクチンの作用機序については、JPSikaDcocter というハンドル名の医師が、YouTubeとニコニコ動画で解説してくれています。感染機序は複雑で多様ですが、大阪市立大学 井上正康名誉教授、ウィルス学者である京都大学 宮澤孝幸准教授、JPSikaDoctor らの解説がわかりやすく、論理的で整合性がとれていると思います。

わたしは、武漢株からデルタ株初期ぐらいまでは、ACE2 受容体が多い消化器官からウィルス増強していたという経口感染説が有力だと思っています。コロナウィルスの突起、スパイク蛋白が腸内に多い ACE2 受容体に取り込まれて増殖していたわけですね。わたし自身、2020年1月、東京出張の折りにみょ〜な感じで体がだるくなり、お腹を壊したことがあります。2日寝てたら直りましたが、あとで思えば初期の武漢型に感染していたのかもしれません。

オミクロン以降はその感染力の高さを考えれば、エアロゾル感染か空気感染に近い形で、喉で増殖しているはずです。喉風邪で、軽症のうちに療養して重症化率も少なくなりました。

【2022年7月31日追記】オミクロンは、スパイク蛋白のRBD(Receptor-Binding Domain:受容体結合領域)がブラスに荷電していることで、細胞に侵入しやすくなっているようです。

いずれにしろ、各国の衛生環境、生活習慣、遺伝的特性、食習慣、医療環境、個人差など、多様な要因が交錯しているわけで、全世界一律に単一のワクチンで、ワクチンにより誘導される抗体で解決出来るような性質のものではないはずです。

しかも今回のファイザーのワクチンは、従来の不活化ワクチンとは異なる作用機序を持っています。mRNA (メッセンジャーRNA )が情報を伝達して、ウィルスが細胞に取り付く際のスパイク蛋白と同じ構造を作らせるというものです。

ちなみに、以下の動画がmRNAワクチン、抗体、ヘルパーT細胞、B細胞の働きについてCGで視覚化されていて、わかりやすいものでした。

How mRNA Vaccines Work | Children's Hospital of Philadelphia
Wondering how the mRNA vaccines are processed? Check out our newly released animation, “How mRNA Vaccines Work.” For answers to common questions about COVID-19 ...

mRNA の残留期間も、スパイク蛋白が生成され続ける期間も諸説ありますが、自分の細胞がスパイク蛋白を生成し続けることのリスクは未知数です。

個人ごとの遺伝情報や免疫力によっても違いがあるはずで、何の反応もなかった人、副反応で高熱が出る人、既往症のある方の症状が悪化するなど様々です。

スパイク蛋白への反応も個人ごとに異なるはずで、スパイク蛋白のような異物が体内で生成され続ければ、免疫系に過度な負担をかける、混乱させる、血栓が出来やすくなるなどのリスクを内在していることは容易に想像できます。そして、血栓のつまる場所によって、脳梗塞であったり、心筋炎や心筋梗塞が起きるわけです。

また、脆弱な構造のmRNAを細胞に届けるために、一次免疫を回避する構造として、シュードウリジン(修飾ウリジン)、LNP(脂質ナノ粒子)といった特殊な材質と構造で構成されており、いかにも免疫系を混乱させそうです。

【2022年7月31日追記】また、PEG(ポリエチレングリコール)化により水溶性および生体適合性を向上させることで、異物と認識されにくくなり、一次免疫系をすり抜けて、細胞核に到達しやすくしているようです。一見、こうした仕組みは良く考えられた技術のようにも見えます。

しかし、従来から多様な用途で使われてきたとは言え、PEG(ポリエチレングリコール)にアレルギー反応を示す人もいることも知られています。

ワクチンは決して万能な解決策ではなく、メリット・デメリットを持つ 化学物質の集合体 を接種していることを忘れてはいけません。既往症のある方や体力の弱った高齢者の方などにとって、コロナに感染するよりも、ワクチンにより誘導される免疫反応の方が、体に負担をかけることになる可能性も否定できません。

そして、回数を重ねるごとに体への負担が増していき、自己免疫疾患、免疫系の異常、帯状疱疹など、免疫力の低下に伴う疾病が増えていく可能性があります。免疫の弱体化が進めば免疫不全、エイズに似た症状になっていくことが懸念されます。

エイズウィルスの発見に貢献したことで知られるフランスのリュック・モンニタニエ博士がワクチン投与が始まる初期の頃から警鐘を鳴らしていた現象が、じわじわと現実化してきているように見えます。

徹底的に隠蔽され、75年間もの間、非公開とすることが予定されていたファイザーの治験文書が、2022年3月から徐々に公開されてきました。米国の裁判でファイザー側が敗訴することで公開されることになった文書によれば、事前の治験で1,000種類以上の有害事象、副反応、疾病との関連が挙げられていたようです。

この文書も様々に解釈されていて、ワクチン推進派は「因果関係が認められたものではなく、あくまでも関連性や経過観察が必要となる有害事象を事前にリストしたものだ」と主張しています。しかし、事前にそうした情報が一般人に知らされることもなく、完全に安全であるかのように喧伝されてきたわけで、ワクチン政策への不信感を高めている重要な情報であることは確かです。

要するに、ビッグファーマは医療被害も承知の上で、特例承認と責任回避の契約を仕込んだ上で、ビジネスを優先させてきたとしか考えられません。

そして、世界中でワクチンに依存する人間が増えることで、自然免疫が弱くなり、感染症全般にかかりやすくなることが懸念されます。

そうなれば、また、ビッグファーマは次の感染症に対応したワクチンやら新薬でビジネスを拡大するわけです。ビル・ゲイツらは次の感染症でも儲ける準備を着々と進めています。

【2022年9月20日追記】我が家はテレビがないので外出先でたまたまテレビを見かけたのですが、案の定、もうすでに帯状疱疹ワクチンのテレビCMが流れていました。いやはや、ここまで露骨なことをやられても、ワクチン信者は気が付かないのでしょうか。

いまの世界の状況は国家を超えた、形を変えた阿片戦争の構図のようにも見えます。

封殺される慎重な意見

コロナのワクチン接種に警鐘を鳴らしていたリュック・モンニタニエ博士、元ファイザーのマイケル・イードン博士、GaviアライアンスGavi, the Vaccine Alliance)のギアード・バンデン・ボッシュ博士らは、反ワクチンのレッテルを貼られて、メディアから消えていきました。日本でも、ワクチンに慎重な考察、解説をする人は、大手メディアから排除され、YouTubeでも次々にバン(削除、配信停止)されてきました。

後述しますが、大阪市立大学医学部名誉教授 井上正康 氏、京都大学 ウイルス・再生医科学研究所 准教授 宮澤孝幸 氏、東京理科大名誉教授 村上康文 氏、徳島大学名誉教授 大橋眞 氏、長尾クリニック 長尾和宏 氏など、多くの方の知見・言論が封殺されました。

一方で、テレビや大手メディアで重用されている医師や大学教授は、資金供給者であるビッグファーマのビジネスと医療利権を補強するコメント、ポジショントークをしていることが見え見えです。

現代社会は専門分化が高度に進みすぎて、一般人の我々が複雑な医療を体系的に理解することは簡単なことではありません。素人にはばれないと思っているのでしょう。

しかし、大手メディアに登場する人たちの説明、論理構成、人相、表情、声色を聞いていれば、誰が嘘、ごまかし、ポジショントークをしているか、自然とわかってくるものです。

一方で、前述のように納得できる解説をしていた人たちは、大手メディアから消えていきました。政府も大手メディアも、YouTube も、ワクチンのリスクについて解説する、良識を持つ医師や学者の意見を封殺しました。

本来、メリット、デメリットを説明し、体質や体調に応じた配慮をするのが、医療の本質であるはずです。しかし、つべこべ言わず打て、シャワーのように打て、と無茶苦茶なことを言うばかりで、当時のワクチン担当大臣にいたっては、免疫やワクチンを研究している学者や医師の慎重な意見でさえ、デマ扱いしていました。

Google もワクチンについての言論統制を敷き、有益な情報を提供してくれていた YouTube チャンネルを次々と配信停止してきました。著しい言論統制、言論弾圧です。ワクチンの作用機序、含まれる成分、メリット、デメリットについて、知りたいと思う人の権利が奪われ続けてきました。

どういう力学で、こんな理不尽なことがまかり通るのか。世界的に見ても異常な状態としか言いようがありません。

そして、多くの人がワクチンの添付文書を読むこともせず、医師に十分な説明を求めるでもなく、成分を調べ、作用機序を理解しようともせずに、mRNA ワクチンのような新しい化学物資を言われるがままに接種しています。

あげくのはてに、ワクチン後の副反応をおさえるために解熱鎮痛剤を用意してまで打っている人もいるとか・・・。わたしには、もはや、ブラックジョークの世界にしか見えません。

倫理観、死生観、哲学が判断の基盤を作る

暴走する現代医療

そもそもわたしは、内科系の現代医療は根本から見直すべきだと考えています。専門分化と商業化がいきすぎた現代医療は、人間から自然治癒力、生命力を奪う存在になってしまいました。

健康を維持し増強するには、健康の源である食生活に始まり、ハーブ・薬草、民間療法、身体を動かすこと(家事、家庭菜園、農作業など)、ヨガや整体といった健康法、マッサージやツボ押し、気功・瞑想・催眠療法など、安全で費用もかからない方法はいくらでもあります。

現代人は、生活習慣病のような疾病について、薬、検査、手術を安易に頼りすぎています。ドラッグストアの増え方も異様なほどです。

視野の狭い科学信仰、権威主義、商業主義に毒された医療界と、医療を安易に頼る市民が現代医療を暴走させ、薬、検査、ワクチン、保険を使ってビジネスを拡大させているのです。不自然な化学医療を信仰するのは自由ですが、社会保障費は増大する一方で、国家予算の大半が海外のビッグファーマに食い物にされていることに気付かなければなりません。

そして、倫理観、宗教観、死生観も失った現代の高齢者は、自らのQOL(Quality of life)、生活の質を下げていることにも気づかず、医療に頼りきっています。保険がきくからという理由で、出来るだけ薬をもらっておこう、医者に行こうとする人さえいます。まるで、病院が老人の社交場のように使われています。

自らの食事や生活習慣をあらためようともせず、熱があれば薬で下げ、血圧が上がれば薬で下げ、頭が痛ければ頭痛薬を飲み、薬で胃が荒れるから胃薬を飲み・・・、薬を何個も飲み、飲み合わせのリスクが週刊誌の記事になるような、異様な薬社会になってしまったのです。

製薬会社から多額の研究費を支給されている学者や医師、こびナビのような機関が、大手メディアでコロナの恐怖を煽り、検査の拡充を求め、ワクチンを推奨しています。こういう良心あるいは知性の欠けている連中が、コロナを利用してビジネスを展開しています。

変異しないウィルスならともかく、変異が激しく、感染経路も感染機序も複雑なコロナウィルスに対して、気候も生活習慣も、食事や栄養、健康状態も体重も体力も、遺伝的特性も異なる人間に、全世界で一律にワクチンを打とうとしている時点で、何かがおかしいと思わなければなりません。

このブログでも何回かとりあげていますが、血圧の基準も性別、体質、職業、運動量に関係なく決められてしまっているのもおかしなことです。

高齢者は血管が硬く細くなるので、自然の摂理として血圧を上げることで血液循環を維持しているわけです。そうした生命の仕組みを無視して、一律に血圧が高いというだけで病気扱いされて、降圧剤を飲まされています。

一説では、血圧の基準が10下がると、降圧剤の市場が数千億円、拡大するとか・・・。そして、無理に血圧を下げて血液循環が弱くなれば、認知症が増え、癌が増えます。結果として、また抗がん剤を処方され、ビッグファーマのビジネスが拡大するとともに、超国家権力による管理が強化されていくわけです。

個人の体質や地域の特性を無視して、全世界で同じことをすることで、全体主義を推し進めようとしている勢力がいるということです。現在、WHOの権限を拡大し、各国独自の対応が出来ないよう、国家をWHOに従わせようとしている連中が何をしようとしているのか。

全体主義国家である中国の影響を強く受けているWHOが何を目指しているのか。なぜ、トランプはWHOを脱退しようとしたのか。こういった全体的な構図を理解しておく必要があります。

莫大な医療利権

ビッグファーマ(製薬や医療系の大手企業)は、学会、論文、研究、臨床医を資金力と政治力で支配しています。自分たちの製品を推奨してくれる、都合の良い研究に資金を提供します。

結果として、ワクチンや新薬に都合の良い研究ばかりが蔓延り、社会的に問題になるほどの被害者が出ない限り、ワクチンや新薬は放置されるわけです。

そもそも、副作用のない薬などありえません。病気になってしまったのなら、薬や治療の良い面、悪い面のバランスをみて、個人の体質や状態に応じて、医師の個別の判断と患者の意思によって投薬されるべきです。

しかも、ワクチンは健康な人に投与するものですから、より慎重である必要があります。

公衆衛生を盾にして、全世界で一律にワクチン接種を義務化しようとしたビッグファーマとその裏にいる勢力の存在を考えなければなりません。彼らにとっては、わたしたちの命と健康は、利益の対象であり、管理項目でしかないのです。

最前線で働く看護士、看護婦、医師の方々は良心的に行動されている方々が多いことでしょう。しかし、医療全体を見れば、もはや医療は莫大なビジネスでしかなく、ビッグファーマ、厚生労働省、医師、医療学会は、医療を聖域化し、利益、利権を極大化する見えざる力に蹂躙されています。

意識的か無意識かに関わらず、医療ビジネスは人間から人間性を奪う存在になってしまったのです。

重要性を増すメディアリテラシー

コロナとワクチンについて、その一部の問題について書いてきました。これらの情報や考察は、テレビや新聞といった大手メディアだけ見ている、お年寄りが理解できないことは仕方ないのかもしれません。

しかし、ネットメディアを見ているはずの比較的若い人の中にも、ワクチンや医療行政に疑問を持つことなく、妄信している人が少なくないことに驚きます。

まさに情報の収集と選択、解釈と判断で、明暗が分かれる分岐点です。根本的な哲学、本質的な価値観に基づいた メディアリテラシー が問われているのです。

信頼出来る情報源は

信じる、信じないは個人の自由ですが、わたしが信頼している方々の情報を以下に紹介しておきます。わたしも、これらの情報を100%信じているわけではありません。

情報を俯瞰的に見て、論理性、整合性がとれていると思える情報を確認しながら、取捨選択しながら統合して解釈しています。

プロパガンダ、嘘、ゴミ、ノイズ、デマのような情報はもちろん、古い、あるいは自分の状況とは前提条件が異なる情報を、鵜呑みにしないことが重要です。

重要度、優先度、抽象度によって、必要な情報を見極めるのです。情報とのつきあい方の基本は「信じるな、疑うな、確認しろ」です。自らの潜在意識に言い聞かせておきましょう。

現代は、メディア通じて大衆を操作する心理的手法が高度に発達しています。ブレグジット(英国のEU離脱)選挙、2016年の米国大統領選挙で一躍有名になったケンブリッジ・アナリティカ社を始め、SNS の行動分析に基づくPsyOp(サイオプ)と呼ばれる心理操作が行われていたことも明かになりました。

「メディアは権力者の洗脳装置」です。必ず、資本の支配者が異なる複数のメディア、経路の異なる情報源で確認しましょう。今後はますます、テレビと新聞だけを妄信している人は、経済的にも健康的にも厳しい状況に追いやられる危険性があります。

メディアが一斉に同じ論調で情動的に煽り出したら要注意です。メディアに洗脳された大衆は、恐怖心と情動にかられて、論理的な思考が出来なくなり、暴走します。

戦前、戦争を煽ったのは朝日新聞を始めとしたメディアと、メディアに踊らされた国民自身だったことを思い出しましょう。現代人は近現代史、洗脳装置としてのメディアの実態について意識的である必要があります。

近現代史研究家 林千勝 氏

膨大な一次資料と史実に基づいた歴史研究で知られる林千勝氏の論説は、近現代史において、国際金融資本勢力が目指しているグローバリズム、全体主義を理解する上でとても重要な視点と視野を提供してくれます。マルクスとロスチャイルドの関係、資本主義と共産主義を利用した分断統治、トロッキーに始まる米国の社会主義者たちがアメリカの軍需産業と政府を支配するようになった歴史など、すべての国民が知っておくべき権力構造です。

戦前の日本では、ユダヤ系国際金融資本の謀略についても普通に新聞が記事にしており、一般市民の間でも語られていたというお話は興味深いものでした。

ひるがえって、現在の日本社会を見渡すと、GHQ の WGIP(War guild information program)、日本政界の敗戦利得者、メディア、3S戦略(Screen, Sports, Sex)、 CIA による日本支配がいかに巧妙なものか、愕然とさせられます。

そして、洗脳された教育の結果は決して過去のものではなく、敗戦から77年後の現在も根深く日本社会に残る問題であり、日本人の一人一人が自覚しておく必要があります。

【2023年1月25日追記】医療利権と金融資本勢力について解説してくれていた動画ですが、非公開にされてしまったようです。ニコニコ動画で、「林千勝 医療」で検索すると、関連動画が見られます。

Thrive

国際金融資本勢力について基本的な構造を理解するには Thrive も良く出来ています。約2時間の映画ですが、YouTubeでは無料で見ることが出来ますのでお勧めです。

大阪市立大学 名誉教授 井上正康 氏

コロナの問題に気付いている人たちには、著名な方です。井上先生の論説を信じるかどうかは別として、現時点でこの方のお名前や主張を聞いたことがないという方は、情報感度が鈍すぎると思います。井上先生の主張は論理的に納得出来ることが多く、わたしは信頼しています。

YouTubeではバンされてしまっていますが、ニコニコ動画の松田政策研究所の番組がわかりやすいと思います。

京都大学 准教授 宮澤 孝幸 氏

メディアは、ウィルスを必要以上に怖いもの、存在してはいけないもののように報じています。しかし、宮澤先生の論説を読むと、世界には数多のウィルスが常に存在しており、人間に不都合だからと言って全滅することなど不可能なこと、生命の進化にも関係してきた可能性など、ウィルスの存在を前提とした世界が見えてきます。

ウィルス学者として、真実を求める真摯な姿勢、純粋な正義感を持つ熱血ぶり、生きものや自然を愛する視線も印象的で信頼出来る方です。

JPSikaDoctor

イギリスやイスラエルなど、海外の論文やデータ、厚生労働省の部会資料など、具体的な資料を元に、統計的、科学的、医学的な情報をわかりやすく解説してくれます。もともと、ハンターとして鹿の猟や道具についてのYouTubeチャンネルをやられていたことから鹿先生と呼ばれていて、コロナ、ワクチン問題を調べている人には有名な方です。

YouTubeはバンされてしまっているものが多いですが、ニコニコ動画で見ることが出来ます。

カーネギーメロン大学 CyLaboフェロー 苫米地 英人氏

サイバーセキュリティの専門家でもあり、軍事関連の知見も深い苫米地氏の情報も要チェックです。オウム真理教事件では、教団幹部を脱洗脳するなど、洗脳技術、認知科学、宗教まで俯瞰的かつ奥深い知見を持っている方です。20年前からメディアによる洗脳社会についての警鐘を鳴らし続けています。

また、mRNA ワクチンが、タンパク質の構造解析からゲノム解析、mRNA の編集まで、コンピュータプログラミングに依拠する部分が大きくなっている一方で、医療関係者の大半が情報技術、コンピュータプログラミングに疎く、十分に理解出来ていない状況についても懸念されています。

東京 MXテレビで、mRNAワクチンについて苫米地さんが解説した回が、ニコニコ動画に残っていたのでリンクを貼っておきます。MX テレビの株主には外資が入っておらず、大手メディアが報道しない内容も取り上げてくれるので、重要な情報源の一つです。

危機管理コンサルタント 丸谷元人 氏

治安の悪い地域での要人警護など、危機管理コンサルタントとして豊富な経験と情報網を持つ丸谷氏の知見も参考になります。

一般的に学者は、論文、エビデンスといった過去の事象理解に偏っています。机上の空論を振りかざすばかりで、現在起きている事象については徹底的に遅れています。丸谷氏は医療の専門家ではありませんが、エボラ出血熱の流行地域で自らも危険にさらされるリスクのある仕事をしてきた経験を持つ人です。現実を見ていない、危機感のない学者の意見より、丸谷氏の情報感度と分析力の方が、よほど信用出来ます。

アフリカの多くの国で、ワクチン接種に反対していた大統領が不審死している事件、機能獲得研究(Gain of functions)など生物兵器としての研究が疑われている武漢の生物研究所と米国のNGOエコヘルスアライアンスやビルゲイツの財団資金との関係など、緻密な情報と分析を提供してくれます。

丸谷さんのコンテンツは、ダイレクト出版から発売されているものが多いので、有料コンテンツになりますがリンクを貼っておきます。

ダイレクト出版 https://dpub.jp/products/author_product/46

米国上院議員 ランドポール氏

米国共和党のランドポール氏は、米国CDCでコロナ対策を指揮しているアンソニー・ファウチと製薬企業、生物兵器研究所との関係、疑惑を追求しています。この対決の行く末も注目しています。

そう言えば最近、4回ワクチンを接種していたファウチが、コロナに感染したというニュースが流れていました。結局、元締め自ら、ワクチンの感染予防効果が希薄なことを証明しました。

ランド・ポール氏の Twitter アカウント https://twitter.com/randpaul

自然療法大学 ルイさん

情報ソースを示した上で、冷静、簡潔、的確な解説をしてくれます。健康を自己管理する上で、参考になることが多いチャンネルの一つです。

情報リテラシー、インテリジェンスを鍛える

現代社会ではテレビや新聞が言っていることを妄信していると、個人としても集団としても思わぬリスクを背負わされることになります。少なくとも、テレビ・新聞以外のメディア、書籍、雑誌、ネットメディア、SNS、日頃とは異なるコミュニティでの口コミなど、多様な情報源から情報を収集し、俯瞰的、統合的に判断することを習慣化していきましょう。

特に海外の情報ソースをチェックすると、日本の主要メディアのレベルがとてつもなく低く、いかに偏向しているかを痛感させられます。近年、DeepL / Google 翻訳などの精度向上もあり、海外の情報源も活用しやすくなりました。

IT とは、情報技術、Information Technologyの略語です。そして、情報、インフォメーションにはインテリジェンスが必要不可欠です。インフォメーションは単なる事実、データ、ファクトであり、解釈、判断、活用する智恵を間違えば、害悪にもなります。

データを統合的、体系的、俯瞰的に解釈して、戦略的に意志決定するのがインテリジェンスであり、インテリジェンスを鍛えるには、多くのデータ量に触れることも必要です。

情報技術を駆使して、データを検索、収集、蓄積、統合する地道な作業があり、そうした情報的な作業と思考の蓄積の上に、インテリジェンスが醸成、構築されていきます。

本稿が、情報リテラシー、インテリジェンスを鍛える一助になれば幸いです。

健康については、以下の記事でも考察しています。参考まで。

【2023年1月25日追記】コロナとワクチンの問題については、以下の記事を追加しました。

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